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(2014/08/19) POV-Ray関連のツールとして使ってきたものの内、引退させることになったツールをここに書き残しておくことにしました。
MegaPOVは、POV-Rayの非公式パッチで、公式版POV-Rayにはない機能が試験的・先行的に取り入れられています。あくまでPOV-Rayのパッチですから、公式版のPOV-Rayが正しくインストールされていることが必要です。MegaPOV
1.2.1を動かすには、POV-Ray 3.6(最新バージョンはPOV-Ray 3.6.2)が必要です。 2011年1月にPOV-Ray v3.7 RC1 がリリースされてから、殆ど起動することが無くなったので引退ということにします。
POV-Rayを、マルチCPU(マルチコアを含む)システムやネットワーク上にある複数のPCを使って、分散処理させるツールです。レンダリング自体は、各PC上にインストールされているPOV-Ray(あるいはMegaPOV)が実行するのですが、各CPU(PC)がレンダリングした部分画像を
、最後にSMPOVが一つの画像に合成します。レンダリング時間が長くなる大解像度の画像を作成するような場合には、有効なツールです。各PC上に、SMPOVとPOV-Ray(あるいはMegaPOV)が正しくセットアップされていることが必要です。 POV-Ray v3.6、MegaPOV 対応のツールなので、POV-Ray v3.7がメインになった今では登場する機会がなくなりました。
手軽なポリゴンベースの3DCGソフトです。デジカメ写真あるいは漫画風線画からの3Dモデリングデータ生成機能があり、モデリングのベースになるデータを手軽に作成できるところが便利です。3Dモデラーとしての使い勝手は、非常に軽快です。POV-Rayへのデータ・エクスポート機能もあり、便利に使えます。
純日本製であること、フリー版の六角大王を含めユーザーが多いことなどから、情報量は多く、比較的安心して使えます。 ここ数年全く使っていないので、引退ということにしました。
CALIGARI製の強力な3Dモデラー機能+レンダリング機能+アニメーション機能など、機能満載の
総合的3DCGソフトです。Version3.0からのユーザーだったのですが、
このREALというバージョン(実際のバージョンは5)になって本格的に使い始めました。3Dモデリングの機能は非常に多く、モデラーとしての使用感はMetasequoiaに似てい
ますが、独自のユーザーインタフェースと機能が豊富すぎてマスターするのはなかなか困難な気がします。POV-Rayへのデータ・エクスポート機能もありますが、どちらかというと、こ
のソフトだけでレンダリングまで完結させると言う使い方に落ち着くようです。
そうこうしてる内に、2008年2月に CALIGARI が Microsoft に買収され、2008年7月には、最新版の "trueSpace 7.6"
が無償公開されました。無償公開された時点で、この trueSpace は Microsoft
の事業整理の対象となっているようで、いつサイトが閉じられるか分からないという注意書きがあったのですが、現在ではサイトが消滅しています。 これも、使っていないので引退ということにしました。 |